クライオ処理について

 クライオ処理とは、極低温に冷却することで歪み成分を取り除く性質を利用した高度な技術です。この処理技術を用いて様々なパターンでの温度を施すことで、高品質な製品が出来上がります。現在、他の企業からからクライオ関連の商品が多数出ておりますが、ひとえにクライオ処理と言っても会社ごとに処理方法や処理装置が違うことから音質に違いがあります。
 クライオ処理の工程によってはサウンドが堅くなる、精密パーツにクライオ処理を施せない、弦などにかけるとテンションや硬さが増してしまい弦の響きも堅い音になるなどの状況になる場合があります。

 当社では、国内有数の物性処理会社との提携により、適切なクライオ処理方法を見つけ適材適所でクライオ処理パーツを採用しております。

クライオ処理工法

 クライオ処理工法として液化窒素に直接浸し急激な温度変化による熱処理(①)から、複雑な処理工程(時間及び温度管理)が要求される液化窒素をガス状にして長時間をかけて熱処理をしていく工法があります。

①窒素に直接浸す処理は、コストが安くまた処理時間もそれ程かかりませんが、急激な温度変化に耐えられない物はサーマルショックにより破壊されます。

②窒素をガス状にしての処理は、常温からゆっくりと処理設定温度まで冷やしていき、設定温度に達成したら長時間冷やし、そして常温まで戻す際にゆっくりと時間をかけ処理していきます。このことから液化窒素を大量に消費してしまいますが、サーマショックの影響を緩和して安全にクライオ処理を施すことが出来ます。

クライオ処理※②を採用

 国内有数の技術力を持つ金属処理会社との提携により安心でハイクオリティーのクライオ処理が施されております。サーマルショックの回避及び、ハイクオリティーなサウンドを目指すため当社ではガス窒化を採用してお客様のニーズにこたえております。

当社のクライオ効果

1.物質の変化による効果
 マテリアル素材(金属系)は表面が硬化することで振動(響き)が増します。
 ケーブル素材の表層が硬くなることで表皮に流れる電気が綺麗に流れる。
 耐久性の向上
 錆に強くなる
2.音質変化による効果
 倍音成分が向上することでサウンドに奥行き感や立体感が生まれる。
 芯のあるクリアなサウンドか特徴。
 コードが一音一音しっかりと表現されるので非常にバランスのとれたサウンドになる。